孫氏の兵法に「彼(相手)を知り、己(自分)を知れば、百戦あやうからず」とありますが、女性の愛を手に入れることも同じです。まずは相手(女性)を知りましょう。女性の心理と身体の両面を知る必要があります。女性は男性とは全く違う生き物です。女性に合わせてアプローチすることが恋愛の成功率を高めてくれます。
女性の心理を知る方法
少女漫画を読みましょう
まずは少女漫画を読んで頂くことをお勧めします。
あなたがターゲットとする女性が思春期に読まれていた作品が良いです。思春期に読んだ作品がその女性の恋愛観に大きく影響を与えているためです。以下にお勧めの作品を年代別にご紹介します。
なお、全てをお読み頂く必要はありません。恋愛観や理想の男性像が少年漫画とは全く異なることを読み取って頂ければと思います。また、女性が男性からのどのような言動を求めているのかを知りましょう。
①20代女性をターゲットとする場合
・好きっていいなよ
・虹色デイズ
・初恋モンスター

②30代女性をターゲットとする場合
・NANA
・ハチミツとクローバー

・君に届け
③40代女性をターゲットとする場合
・ママレードボーイ
・フルーツバスケット
・花より男子
女性心理に関する本を読みましょう
少女漫画をお読みいただいた後に、心理学の書籍、特に女性心理を扱った本を読んで頂くことをお勧めします。なぜこうも男女間で恋愛観が異なるかがお分かりいただきやすいと思います。
以下に、おすすめの本をご紹介します。
①ベストパートナーになるために
②恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか
男女の恋愛心理の大きな違い
特に知っておくべき男女の恋愛心理の主な違いを3つご紹介します。
女性の恋愛のはじまりは、男性よりもかなり遅い
女性が男性に恋愛感情を抱き始めるのは、男性に比べて非常に遅いです。男性が早すぎるとも言えます。
女性は、男性との時間を重ねて、男性を知り、男性から好意を向けられて、ようやく好意を抱き始めます。女性の恋愛は基本的に受動的です。一方で男性は女性の見た目だけで恋に落ちてしまうことも少なくないですし、恋愛感情のピークが非常に早く訪れます。男性が恋愛感情のピークを迎えている時、女性は恋愛感情を抱き始めているかまだの状態ということが良く起こりえます。
そのため、男性からすれば、
「こんなにも好きなのに、なぜこの女性は自分の気持ちに応えてくれないのだろう。僕のことをあまり好きではないのかな。」
と思いがちになりますし、一方の女性としては、
「この男性は私のことを十分に知らないうちからアプローチしてきて、女性でも誰でもいいのかな」
と、すれ違ってしまうことになりえます。
大切なのは男性が女性に合わせることです。男性と女性とでは恋愛感情の立ち上がりに大きな違いがあることを知って下さい。
なお、女性が恋愛感情のピークを迎えるのは、セックスをした後からです。一方で、男性はセックスまでの道のりが非常に大変であった分、セックスの後は恋愛感情が下降気味になり女性への愛情表現を怠りがちになっていきます。この男性の傾向は女性にとても辛い思いをさせてしまうことは想像に難くないでしょう。ここでまた男女のすれ違いが発生します。
ですが、それは本当に勿体ない。女性が男性に多くの恩恵を与えてくれるのは恋愛感情がピークになった後からです。男性は、ぜひ、初心を忘れず、変わらずにこまめな愛情表現を続けてください。毎日の愛の言葉だけでも大きな効果があります。男性は初心を忘れなければ、人生で最大の幸せを手に入れることができます。
愛情表現は“ドカン!”よりも“こまめ”
女性への愛情表現方法のコツは「こまめ」に尽きます。女性は本能的に男性の愛情が移ろっていないか心配になります。そのため、何度もこまめに男性から愛情表現してもらわないと不安になります。
男性からすると、「こんなに愛しているし、前にも気持ちは伝えたのに何で何度も伝えなくてはいけないのだろう。僕のことを信用していないのかな」と思ってしまいがちだと思いますが、男性には無い女性特有の心理があることを知って下さい。
普段の愛情表現方法としては、言葉で十分です。「愛してる」や「好きだよ」等の直接的な愛の言葉はもちろんのこと、「今日もかわいいね」、「髪型変えた?とても似合ってる」、「そのアイメイク可愛いね」等、女性の努力や変化に気付いて褒める言葉をプレゼントしてあげて下さい。もちろん、記念日などでは、ちょっと頑張ってプレゼントを用意することが望ましいでしょう。
もし、まだそれほど関係が深まっていないのにも関わらず、女性から高額なプレゼントを求められた場合は、その女性は貴方のお金にしか関心がないおそれが高いです。貴方が求めている「女性からの愛情」を手に入れることは出来ない可能性が高いので、その女性からは身を引くことをお勧めします。
女性は“察すること”と“建前”を大切にする
女性は人間関係の機微に非常に敏感です。大切な人の求めることは、相手が言葉にして求めていなくても、敏感に察して助けの手を差し伸べます。それが女性にとっての愛情表現なのです。逆に、相手から察してもらえないと相手の愛情に疑問を持ちます。
一方で、男性は察することが女性に比べて苦手です。もともと独力で問題を解決することに価値を持っているので、求められない限り助けの手を差し伸べることなどあまりありません。むやみに手助けしないことが相手を尊重することだと考えます。
女性からすると、自分の状況を察して助けてくれない男性に対しては自分を大切にしてくれていないと感じてしまいます。一方で男性は状況を察して女性が助けを求めることに気付くことがなかなかできません。
そのためにこのような行き違いが頻発します。
女性「なんで言わないと助けてくれないの?」
男性「助けが必要なら、言ってくれればいいのに。」
女性の愛を手に入れるためには、女性の前では気を抜いてはいけません。女性が困っていることは無いか気を配って声をかける必要があります。特に、男性と行動を共にしている時は女性には体力面で負担がかかっていることが多いので、歩き疲れていないか、寒くないか、荷物は重くないか、などに気を払い、必要に応じて、荷物を預かり持ったり、カフェでの休憩などを提案してあげてください。
次に、女性は建前を大切にします。例えば、女性も性欲はありますが、社会通念と恋愛の戦略上、あまり表には出しません。ただ、性欲があるのは事実ですので、それを満たす必要はあります。つまり、男性から積極的に誘ってもらったから許したという建前を必要としているのです。
人は誰しもそうですが、特に女性は決断の責任を回避する傾向があります。男性のあなたがその責任を引き受けましょう。女性の建前を守ってあげてください。