6.女性とデートする

デートの目的

 デートの目的は女性とおしゃべりすることです。女性は本能的に話すことを求め、楽しくおしゃべりができる男性に気を許し惹かれます。男性は目(視覚)で恋をしますが、女性は耳(聴覚)で恋をします。

 ただ、男性が女性とのコミュニケーションに慣れていない場合、おしゃべりがデートのメインとなるカフェデートなどは男性にとって非常にハードルが高いでしょう。女性とのおしゃべりに慣れていない男性は、一緒に楽しいことをして自然と話題が生まれるようなデートを計画しましょう。具体的には、水族館や映画館がお勧めです。見たものの感想をお話するだけで間を持たせることができます。

おしゃべりのコツ

 おしゃべりのコツは、女性の話を聞くことに集中することです。貴方が多く話す必要はありません。人は誰しも自分の話を聞いてもらいたいと願っており、自分の話を聞いてくれる人を好みます。男性に多い間違いとして、自己PRのために自分の話ばかりをしてしまい、女性からは”自慢話ばかり聞かされて退屈だった”という判定を受けてしまうことです。自分の話は2割程度に抑え、8割は女性の話を聞くことに注力して下さい。あなたとのデートのために女性はメイクや服装など、様々な準備をされてきています。 “そのネイル可愛いね”“その服とても似合っているね”と、その努力に触れてあげてください。基本的に褒め殺しにします。何度も褒めてください。傍から見ると、何度も褒められるのは大袈裟で嘘くさく感じるようなことでも、褒められる当の本人はとても嬉しいものです。

 注意点は、女性の生来の容姿や体型を褒める対象にしないこと。女性は誰しもが自身の容姿や体型にコンプレックスを持っています。好きな男性が多い巨乳でさえ、太って見える、似合う服装が少ない等のコンプレックスを持っています。褒める対象は、女性が努力している部分=メイクや服装、持ち物が良いです。

 そして、女性とのコミュニケーションで一番重要なことは“共感”です。男性はコミュニケーションに課題解決を求めますが、女性が求めているのは“共感”です。例えば、女性からの“昨日、急に雨が降ってきたから少し濡れてしまった。”という話題に対して、男性は“この天気予報アプリは精度が高くてお勧めだよ”とか“この折り畳み傘はコンパクトかつ軽量で常時持ち歩けるからいいよ”など、解決策をリアクションしてしまいがちですが、女性が求めているリアクションは“それは大変だったね。濡れてしまうとテンション下がるよね。体調は大丈夫?”など彼女の感情に共感していたわるわることです。解決策は女性自身で十分に分かっていて求めていません。ただ、感情を共有したい、共感して欲しいのです。共感を示すことで、女性は“この人は私のことを分かってくれる。受け入れてくれる。”と感じて好感度が高まります。

 また、アプローチの初期段階、具体的には3回目のデートぐらいまでは、女性に触れることや性的な言動は避けた方が無難です。男性は比較的早期に恋に落ちてその女性とセックスしたいと望みますが、女性の恋愛の立ち上がりは男性に比べると非常にゆっくりです。男性からすれば“自分はこんなに恋焦がれているのに女性は何故つれないのだろう”と女性を責めたい気持ちになりますが、それは性差であるため仕方がありません。女性のペースに合わせましょう。

 アプローチの初期段階では、女性はまだまだその男性を知りたいという段階です。その段階から性的な言動を受けたり触れられたりすると “この男性は誰でもいいからセックスしたい軽い人なんだな”と誤解され、性欲を向けられていることに嫌悪感を抱かれてしまいます。男性としては速やかにその女性に魅力を感じて性欲も抱いているわけですが、女性はその想いに追いつけず理解ができません。女性のペースに合わせましょう。